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婚活30代女性の高望みはダメ?

30代になると新しい出会いが減ったり、同級生や会社の同僚が次々に結婚したりすることで結婚に対する焦りが出始め、婚活を始める人が増えてきます。特に女性は出産を意識し、早く相手を見つけて結婚したいと焦りやすくなります。

しかし、なかなか婚活がうまくいかないという人は相手に求める条件を高望みしすぎている可能性があります。相手を選択するという婚活において、「こんな人がいいな」という理想を考え、条件を設定することは必要なことですが、厳しい条件を設定すれば当然対象者が限られてしまい出会いの機会も減ってしまいます。

そこまで高望みしているつもりがなくても、現実的なデータを見ると高望みになっているということもあるので、現状をよく把握し、自分に合った条件を設定することが素敵な男性に出会うポイントとなるのです。

30代女性がしがちな高望み1:若くて高収入

女性は結婚後も働き続けるつもりでも出産や育児などで収入が減少することが見込まれます。その分男性に経済力を求めてしまうことは当然のことと考えますが、現実的でない金額設定をしてしまうと出会いの可能性が低くなってしまいます。

例えば、「年収1000万円以上の30代男性」という条件を設定した場合、そもそも年収1000万円以上の収入がある男性というのは男性全体の6~7%と言われています。その中に含まれる既婚者を除き、同じ30代の男性の独身者と範囲を絞るともっと少ないことになります。

年齢を重ねた男性の方が役職についたりして高収入の傾向はありますが、40代の高収入の男性となると、若い20代や30代前半狙いの人が多くなる傾向があります。30代後半女性の場合は相手の条件からはずれてしまうことになり、マッチングが難しくなっていきます。

実際は年収1000万円というのは現実的でなく「普通の男性で良い」という人が大半かとは思います。婚活女性が定義する「普通の男性」というものが示されているのですが、年収500万円以上という数字が注目されました。年収1000万円よりは現実的な値に感じますが、働く全男性の年収の中央値は423万円。30代男性で年収が500万円以下の人は7割近くを占め、500万円に満たない人が大半ということが分かります。30代なら年収500万円くらいは普通でしょと言えるレベルではなく、特に30代前半で年収500万円以上稼いでいる人は数少ない方なのです。

このような現状をよく知り、現実的な年収の値を設定することが大事になっていきます。

30代女性がしがちな高望み2:ハイステータスな職業

年収とつながる部分がありますが、医師や弁護士などの高収入のイメージがある職業は婚活においてやはり人気があります。もし、このような職業で高収入な男性が婚活の場にいれば、女性にとっては魅力的で多くの人が申し込みをするので、男性は多くの女性を選べる立場にあります。そのため、男性側も高望みした条件を提示する傾向があり、その条件が果たして自分とマッチして会う機会を得られるのかという難しさがあります。相手の職業にこだわっているとなかなか婚活がうまくいかない要因となりますので、対象の男性の範囲を広げていくことが必要です。

30代女性がしがちな高望み3:高学歴

やはり有名な難関大学出身と聞けば「すごい」「優秀だ」という印象を一般的に持たれますし、そのような男性を希望する女性は多いです。しかし、高学歴の男性は女性にも同じくらいの学歴を求めてきますので、自分も高い学歴が必要になってきます。高学歴で高収入な職業に就くハイスペックな男性はやはりそれなりのスペックを女性にも求めてきます。学歴はそこまでないけど、高学歴な男性の目に留まるようにしたいのであれば、学歴以上に魅力的なアピールポイントが必要となるでしょう。

このような高望みしやすいポイントに注意したうえで、どのようにしたら婚活がうまくいくのでしょうか。

1.ゆずれない条件を決める

まずは理想より自分のゆずれない条件を大切にするということです。理想通りの人が見つかればそれに越したことはないですが、なかなか現実には難しいです。年収であれば様々な調査データがありますので、自分の希望する年齢層の現状をまず把握し、設定することが大切です。また、年収や職業などは婚活時点の状態であり、これから大きく変わっていく可能性もあります。そのため、年収や職業にこだわるよりも自分はこれだけはゆずれないというポイントを把握し、その条件に一致した人を探していくことが、婚活成功への近道になります。

2.自分の市場価値を知る

一般的に男性は年齢と年収、そしてコミュニケーション能力によって婚活での市場価値が決まってきます。女性の場合は、年齢と見た目、その部分をクリアした先にある相性で決まります。また、子供が欲しいという気持ちから女性は年齢が上がるほど、歳の近い男性と結婚したいという希望を持ちやすいですが、男性で特に高収入の人は年齢を重ねるほど、若い女性を希望する傾向があります。婚活市場の傾向から自分の市場価値をしっかり知ることで、自分が希望する対象の男性に対し効果的なアピールをすることができ、マッチングの可能性を高くすることができるでしょう。

3.視野を広げる

「もっと魅力的な人がいるかも」といつまでも一定の条件こだわりすぎているとなかなか条件に合う人は現れません。婚活がうまく進まない場合は、本当にこの条件は自分にとってゆずれないものなのかを考え、条件を緩めていくことで様々な男性に出会う機会が広がります。データや条件と結婚するわけではありません。これから長く共に過ごす相手として、男性の性格などその人自身をよく見て理解し、判断することが大切です。

現実的でない高望みは婚活がうまくいかない大きな原因となってしまいます。まずは現実や自分の価値をしっかり把握し、現状に合った条件設定を行うことで、婚活を成功へと導いていきましょう。